- check ブックマーク登録が1クリック
- check ブックマークのメンテナンスが不要
- check ブックマーク検索がGoogle検索に統合
favalot(ファブアロット)はこの3つの特徴を持ったオンラインブックマークサービスです。
現存するツールの中で一番楽ちんにページのコレクションを作ることができます。
楽ちんの秘訣はブックマークの抽出方法にあります。
favalotではブックマークの抽出を検索のみで行います。だから、ブックマークを登録するときにフォルダ分けやタグ付けが必要なく、1クリックで充分なのです。
そして、未来のあなたがGoogle検索で調べものをしているとき、コレクションの中から関連ページが自動的に抽出されて表示されます。
ご注意
favalotは開発段階のサービスです。ユーザーデータの取り扱い方法を含め、サービス内容が変わる可能性があります。また、やむを得ないと判断した場合はユーザーデータの削除等の措置を行う場合もありますのでご注意ください。
機能と仕様
動作環境 Chrome拡張
ブックマークのインポート ChromeのブックマークとCSVファイルからインポートできます。インポートは時間がかかります(1時間で1,500件くらい)が、処理中にChromeやOSを終了しても構いません。
ブックマークのエクスポート CSVファイルにエクスポートできます。
ブックマーク数 無制限。おそらく20万件あたりに技術上の上限があります。
必要なディスク容量 ブックマークの数に応じて必要なディスク容量が変わります。ブックマーク1,500件では10MB消費していました。ユーザーのPCのディスク容量の話です。
対応言語 ブックマーク先のページは日本語と英語、クライアントソフトは日本語にのみ対応しています。
開発の経緯
favalotは私自身の問題を解決するために作ったブックマークツールです。話が長くなります。
私はプログラマーです。プログラマーというとプログラムばかり書いていると思う方もいるかもしれませんが、実は調べものをしている時間も長いものです。IT技術は日々進歩していて私たちはそれを学んで喰らい付いていかないといけないし、プログラムで実現する何か、たとえば発注業務でも経理でもコミュニケーションでも何でもいいですが、そういったプログラムで実現する対象にも詳しくならないといけません。
そして、これは私の場合ですが、調べものをして仕入れた知識はだいたい覚えません。量が多くて覚えられません。
Googleで検索して、有益なページで「ふむふむ」と学んで、それを参考にプログラムを書いて、忘れます。
ときどき、調べものをしていて「ああ今調べてるテーマでいいページあったんだよなあ、もう行方不明だけど」という場面があります。
「ブックマークすればいいのでは?」そう言う人もいるでしょう。
でも考えてみてください。年がら年中調べものをしているのです。良質なページが1日で10ページ見つかることもあります。年間の総ブックマーク数は1,000を越えます。
そんなブックマークの山を、フォルダを使ってちまちまメンテナンスしたり目視で探すなんて出来ません。
では、ブラウザ備え付けのでなく、検索機能の付いたブックマークサービスではどうでしょうか。
これは悪くない選択肢だと思いますが、私にとっては苦痛でした。なんというか、機能が前面に出過ぎているのです。
ブックマーク登録の際には、フォルダを選んでタグを打ってなんならコメントまで入れることをオススメしてくる感じで、全部デフォルトで済ますとしても意識に入りこんできます。そんなにたくさん見せないでくれコンテキストスイッチしてしまう。
一方、検索の方もわざわざ検索画面を開かなければいけなくて、「あ、やっぱブックマークしてなかったかな?」なんてなると目も当てられません。最初からGoogleと格闘する方が話が速い。
そして、大抵のブックマークサービスはメンテナンスの問題を解決していないのです。
私もいくつかのブックマークサービスにチャレンジしてみたことはあるのですが、こういった理由で止めてしまいました。
そうして、長いこと有益なページを記録に残すことをあきらめていました。
そんなある日、数か月前ですが、はてなブックマークを見ていて「ブックマークは控え目の方がいい」みたいなコメント(詳細は忘れました。文字面は全然違うかも)をしている人を見つけました。
「そうそう、そうだよねぇ」と勝手に仲間を見つけたような気分になっていたのですが、そこでふと思いました。「もしかして私と同じ状況の人って結構いるのでは?」
それで、ちょっと試しにブックマークツールを作ってみることにしました。
最初はGoogleの検索結果の中からブックマーク済みのページを抽出して強調表示するChrome拡張を作ってみました。もちろんブックマークの登録は1クリックで出来ます。が、全然役に立ちませんでした。ウェブ検索とブックマーク検索では「どのページを抽出すべきか」が違うようでした。
次は、Googleのクローラーがやっているみたいに、プログラム側でページを読み込んでキーワードを抜き出し、それを使って検索するようにしてみました。これも使い物にはなりませんでしたが、手応えはありました。改善すべき点が山ほどあるので使い物にはならないが、方向性は合っていそうな感じです。
それで、改善を何度も何度も重ねていって、まあまあの精度で検索できるツールに仕上がってきました。
それで、実際に使ってみると、、、意外と検索にありがたみは感じません。
たまに、意図せずにfavalotが良いページを出してくれると、ちょっと得した気分になるくらいのものです。
それより痛感しているのは、1クリックでブックマークできるのがとにかく最高、ということです。邪魔されずに、メンテナンスの心配もなく、未来の自分に役立つ資産を築いているのが心地よいのです。
「苦労したのは検索の方なのに」という残念感もちょっとありますが、抽出機能が優秀でないと1クリックで登録できても宝の持ち腐れなわけですから、割り切って捉えるようになりました。
と、こんな感じで作ってるのがfavalotです。
favalotにはユーザーインターフェイスがほとんどありません。ですがそれは割と意図的にそうなっています。
未来の自分のために有益なページのコレクションを作る。そのためには「今の仕事を邪魔しない」「楽に続けられる」が必須です。複雑な操作とは相性が良くありません。「楽ちん」はマストなのです。
「ブックマーク登録が苦痛」「ブックマークの整理が嫌い」「でも有益なページのコレクションを作りたい」そんな方はぜひfavalotを試してみてください。